先日、うちの子どもちゃんに「パパの嘘つき!」と言われた。
私は嘘つき呼ばわりされてムッとしたんだけど、いろいろ調べてみると、子ども👦と大人👨では「嘘」に対する見え方がずいぶんと違うということがわかった。
見え方はどう違うんだろう?🤔
これって「嘘」なの❗❓
ある日の晩。私がお風呂🛀にお湯をいれていたつもりが、栓をするのを忘れていたようで、湯船にお湯が溜まっていなかった😓
お風呂……のイメージ😅
それを見た子どもちゃんが「パパ、お風呂を入れるっていったのに入ってない。嘘つき!」といったワケ😪
でも……ちょっと私にも言い分があるよ❗💢
私としては、意図的に栓をしなかったわけでも、子どもちゃんを騙そうとしたわけでもないので、「嘘つき」と呼ばれることは心外なのよ😫
そのため、子どもちゃんに対して少しムッとしながら「嘘じゃないよ❗」と答えた。
そもそも、
「嘘」っていうのは、大人の世界だと、だいたい次の3つがそろってはじめて「嘘」といえるらしい。
- 発言が事実と違う
- 発言が事実と違うことを、話し手(このケースだと私)は知っているが、聞き手(このケースだと子どもちゃん)は知らないと思っている
- 聞き手(このケースだと子どもちゃん)に「発言は事実だ」と信じさせたい意図がある
大雑把にいうと、故意なのが嘘で、過失は嘘じゃない、って感じかな。
子どもにとっての「嘘」の見え方
大人であれば、故意なのか過失なのかというのは、ある程度文脈で理解できる。
でも、子ども(特に4~5歳までの幼児期)は、他人の心の状態を読み取る能力が未発達なので、文脈では理解できない場合があるんだそうな。
もっと具体的にいうと幼児期は、事実から離れている度合いを見て、嘘と理解している可能性があるということ。
私はお風呂に湯をいれると言ったけれども、事実としては、湯が入っていなかったわけだけど、このギャップの大きさだけで「嘘」かどうかを判断している、ということね。
こういうことは発達心理学という、子どもから大人になるにつれてココロがどう成長するかを研究する分野があるんだけど、その発達心理学でわかってきたことなんだって。

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子どもと大人とでは、「嘘」の見え方が違ってたのね。
嘘つき呼ばわりされた大人はどうすればいいの❓
他人の心を読み取る能力が発達途中であるにもかかわらず、大人の物差しでムッとしてしまった私は、ずいぶんと大人げなかったな😓と反省しました💦
まず子どもと大人では「嘘」の見え方が違う可能性があるということは、しっかりと認識をしておいたほうがよいと思う。
その上で、子どもが「嘘つき❗」といった時、できる限り衝動的に反応せずに、ココロの中で「あ~これはまだ他人の心を読み取る能力が未発達だから、こう言ってるんだ」と、自分をコントロールするようにつとめることかな。
最初からうまくコントロールすることはできないだろうけど、知識として知っておくところから始めるしかないだろうなあ。
研究では、5~8歳にかけて、この「他人の心を読み取る能力」は飛躍的に伸びていくらしいので、心配しなくても、そのうちちゃんとわかるようになってくる(と思う😅)
まあせめて「パパは嘘をついてはいないよ。わざとやったんじゃないからね」くらいは言ってもいいかもしれないけれども、事実と異なる程度の大きさで嘘かどうかを判断するのが当たり前になっている子ども目線では、どこまでそれが通じるかは微妙なとこかもね。
子どもを変えるのではなく、変わるのを待つ、というのも、育児では必要なんだろね💇