「男の産後うつ」になったようだけど女装したらなおったみたい

アズイフの法則への反論。無理に楽しく、幸せにふるまうことのマイナス面

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 みなさんは「アズイフの法則」(The as-if principle)というのをご存知でしょうか?リチャード・ワイズマンというロンドン出身の心理学者が、その著書『その科学が成功を決める』で知らしめた考え方です。

一言で説明すると「人は幸せだから笑うのではなく、笑うから幸せになる」という考えであり、自分の行動が感情を決定するというもの。一般的には「幸せだから笑う」と考えがちだけど、実はそうじゃないよ、というのが趣旨。

まあ、辛くても無理に楽しく、幸せにふるまえばポジティブになれるということで、巷の心理学的なライフハック術としてはまずまず知られた考え方です。

でも私、この考え方には「ホントかなあ」という思いがずっとあったので、いろいろ調べてみると、反論ともいえる論文が見つかりました。

 

 

アズイフの法則への反論

もともと、このアズイフの法則にはいろいろ違和感があったのだけども、最近↓のようなツイートを見たのが調べようと思ったきっかけ。どうも、メンタリストDaiGoが、その著書で述べている模様。

端的に言うと、無理やりに感情を抑えて幸せを偽装しても、あとでその抑えたネガティブな感情がでてくると言っている。

 

 

このツイートの画像を見ると、DaiGoが引用しているのは、どうもちゃんとした心理学実験に基づく結果のようす。ネットで調べたけれども、該当する論文は見当たらなかった。DaiGoの本を買って調べればわかるのだろうけど、そこまでするモチベーションのない私😅

 

しかし、類似の実験結果はある

しかし、無理やりに笑顔を作ったとしても後で反動がくる、というのは、DaiGoが引用したもの以外にも、類似の実験結果があることがわかった。それは下記の記事に出てくる論文だった。

toyokeizai.net

 

この記事の該当部分を引用します。

 

アメリカのバス運転手78人を対象に行った調査によると、愛想笑いを自らの意思に反して行った運転手は不眠症や、抑うつ的な症状や家族との諍いなどが増えたという結果だった。アメリカ・ペンシルバニア州立大学の心理学者アリシア・グランデー氏は、「本来の感情を長時間にわたって抑える『感情労働』の強制は労働者の精神や肉体に甚大な悪影響を及ぼす。企業はそうした人々をもっとサポートをすべきであり、『感情労働』そのものが不当で、禁止されるべきもの」と結論づけている。

 

ありがたいことに、元となった論文のabstractにもリンクが張られていた。

https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1002/job.2020

 

つまり、感情を偽装することは短期的には有効だけど、あとでツケを払うということか

無理に楽しく、幸せにふるまうことで、短期的には楽しい気持ちになれるかもしれない。しかしそれは結局のところ、自分が本当に感じた気持ちを偽っていることと同じこと。それが長期間にわたれば、自分の感情と行動の乖離に耐えられなくなり、精神や肉体に悪影響が及ぶ、ということなのだろう。

私は過去にも記事にしたことがあるけど、ポジティブ思考でネガティブな感情をねじ伏せようとしたことがあった。具体的には、何があっても「ありがとう」と感謝の言葉を常につぶやくことで幸せになれる、というなんとも怪しい自己啓発をしてみたことがあった(興味があれば下記記事をみてね😉)

www.utsu-joso.com

確かに最初はなんだか楽しくなったような気分になれるのだけれども、だんだん嫌になってきてですね……ほどなくしてやめてしまった。そういう経験から、ポジティブな感情を偽装することは長続きはしなさそうだなあというのは感覚的にはわかっていた。

その考え方を支持する研究結果が出てきて、やっぱりなあと思った次第で。

(確証バイアスかもしれないけど💦)

 

研究結果はともあれ、私は感情を偽装しないほうが生きやすい

研究は研究なので、条件の取り方によってはいろんな結果が出るでしょうけど、私個人のことだけを言えば、感情は偽装しないほうが生きやすいと最近は感じています。

楽しくない時に楽しいふりをするのはやりたくないよね。かといって、ずっと仏頂面するのを肯定しているのではない。楽しくしなければ場の空気を読まないやつだと思われるんじゃないか?みたいな懸念を抱かずに、そういう場ではちょっと距離を置いて傍観するというほうが私は心地よい、というだけのこと。

ノリが悪い奴だと思われないように空気を読んで無理に周囲に迎合しないということであって、場をぶち壊してしまえ!と過激なことを言っているのではありません😉

 

それにしても、無理に楽しく、幸せにふるまうことのマイナス面は、もうちょっと認知されてもいいと思う。
他人や世間がどう思おうと、そのときに自分が抱いた感情は、それがどのようなものであろうと、自分にとっては事実なのだから。

 

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